2016年1月31日に東京エレクトロンホール宮城(旧県民会館)で「西公園シンポジウム」が行われました。な、なんと開園140周年を迎える(明治8年オープン)西公園!これを記念して催されました。その機会を祝福するかのように、雪が心配された週末でしたが晴れ晴れとした日曜となり、82名の市民が会場に集まりました。
冒頭で市長から西公園の歴史についてお話があり、あまりに詳しいのでみんなビックリ!!
シンポジウムの前半パネルディスカッションでは、せんだいセントラルパーク・ピクニックパレード実行委員会の活動報告として、以下のような発表をしてきました。
◎ハレの日とケの日
・日々をもっとハレの日に近づける豊かさ
・公共空間をもっと気軽に楽しめる気づき
・外での過ごし方が得意な人たちの豊富さ
◎楽しむための課題
その① 緑陰空間での楽しみ方を知っている市民が少ない
その② 市民ニーズを引き出す施設や体験が用意されていない
その③ 子どもたちの安全性を過剰視した規制や制限がある
後半の「仙台の顔の『これから』」で、これまで西公園の位置づけや求められている役割は40年くらい前から提言が出されている事実が明らかになりました。揺ぎない西公園の価値をどのように活用したらいいか、という内容が全体を通して議論されたように思います。
・市民は公園のゲスト→ホストへ
・公園と広場との扱い方・考え方の違い
・西公園は広瀬川と一体であること
実現する上では、こういった辺りを前提に市民・行政・企業が一緒になって進めることが望ましいという示唆があり、せんだいセントラルパークにとって「西公園」がどう在るべきなのか、それに向けて何をしていくのか、投げかけられた機会になりました。
次の開園150周年のきっと催されるであろう西公園シンポジウムには、何がどこまで実現できているのか楽しみになりますね。