ヒロセガワプレーパーク『トーク』レポート

HIROSEGAWA PLAYPARK ー EVENT REPORT

December 14th Tue. / Hirosegawa river and Nishi-koen park

オフィスワーカー、行政、町内会、学者、学生、そして子どもまで、様々な人がヒロセガワプレーパークに集結。サウナの中での語らい合いという形、トークセッションという形、そしてアフタートークという形で、様々な場面で、広瀬川と仙台、西公園のパブリックプレイスについて、声が集まりました。

 

今回、まちづくりトークでの話をレポートします。聞き耳を立てた気分でお読みください。

・広瀬川の水辺空間と西公園の関係とは?

・キーワードとして浮かび上がってきた「繋がり」とは?

・繋がりのために必要なのは何?

・広瀬川〜水辺空間〜西公園でやりたいこと◉

 


 

水辺空間と西公園を比べてみると...

 

西公園の特徴を挙げると「自由さ」と「身近さ」ですが、水辺空間には、元来それらがあるものの、隠れてしまっているとの指摘がありました。

見えるものと見えないもの、それぞれ障壁があって、見えるものはシンプルに「雑草」。西公園は都心で最も大きな規模の公園なので、手入れが日常的に入っていますが、広瀬川はほぼ一律に年2回程度の草刈りしか入っていないそう。
一方で見えないものは「危なそうなイメージ」で、これは根深いです。毎年ニュースになる水難事故や水害があり、もし近づくと注意されるのではないかという不安が拭い去れません。

路上生活者の方が大橋下にいて、拾ってきたものを収集している様子を見ると、ゴミが散らかっているようにしか見えないことも、影響のある要素です。

 

見方を変えれば、このワイルドさは若者が惹かれる要素であり、西公園にはないので、広瀬川でしか味わえません。

障壁を取り除きつつ、良さを伸ばして、ひとつながりのグラデーショナルなパブリックプレイスを、描いていけるのでしょうか。

 

キーワードとして浮かび上がってきた「繋がり」

 

場所のポテンシャル、今の価値観について、話が挙がりましたが、多くは「繋がり」に関するものでした。いずれの「繋がり」にも、課題があり、それを乗り越える様々な提案がありました。

 

● 水辺とまちの繋がり

 – 仙台は都市に求められる分野が、ほぼすべて揃っている。ただ一つ、水がない

 – 広瀬川まで来れば大自然や開放感、自由さを心と体で感じとれる

 – 都会も感じられて、空が広く見えて、気持ちが良い

 – 海水浴場の海の家のように、川水浴場で川の家が期間限定で出るといい

 

● 視線の繋がり

 – 堤防のパラペット・塀があって、水辺で何かしていても気付かない

 – 見えないことで、危ないイメージが増大している

 – 視認性をUPするだけで入りやすくなるから、堤防をみんなで壊そう(笑)

 – 西公園と一体的にして、大町西公園駅あたりからも水辺が見えると良い

 

● 西公園と広瀬川の繋がり

 – 都心に最も近い水辺なのに、どこを通れば水辺にアクセスできるのか分からない

 – 西公園から直接アクセスできるようになるといい

 – 西公園にも豊かな環境があるので、遊びの目線だとボーダーレスに捉えられる

 – 堤防を部分的にアクセス路にする事例はある

 

● 水の繋がり

 – 対岸まで飛び石で渡れるようになるといい

 – 広瀬川の河川管理を仙台市が担ってはどうか(現状は宮城県)

 – 昔はみんな川で遊んでいた。昔の遊びを参考に今の遊びを考えてはどうか

 

● 人との繋がり

 – 仙台に暮らす期間が短い学生や若手社会人が関われることがないか

 – やってみたいことを自由に試せるようにしてみてはどうか

 – 子育て世代が都心に増えてるから、アイデアだけでなく実際にやれる人はいる

 

 

繋がりをつくる ≒ 障壁を無くす

 

広瀬川の「水」で何かをしようとすると、ハードルが高いのであれば、「水辺」から。イベントタイトルで言うと「ヒロセガワ」ではなくて「ヒロセガワラ」と呼び始める方法も提案として出ました。たしかに広瀬川と言うと、全長47kmありますから「どこ?」って話になります。繋がりの提案にあった障壁を無くす考え方もありますが、西公園〜水辺空間〜広瀬川をさらに細分化して、それらを等価に扱っていくアプローチもあるわけです。

遊びの目線でボーダーレスに捉える提案がありました。ハードで越えるのには時間がかかりますが、ソフトで乗り越えていくのであれば、明日からでも出来ます。例えば、水辺の近くに遊び道具を保管する倉庫があれば、あとはプレーリーダーを配置するだけなので、すぐに日常的な運営が出来てしまいます。プレーリーダーは交代制でしょうけど、近くにトイレがあるに越したことはないですね。

この3つの目標を達成するだけで良くなるのでしょう。

入りやすく / 過ごしやすく / 運営しやすく

 

 

こんなことをやりたい

 

サウナで整った参加者からのアイデアが研ぎ澄まされていました。広瀬川、西公園のポテンシャルを活かして、新しい価値をつくれそうなキーワードはこの3つ。

食の楽しみ / グランピング / 公衆サウナ

トーク中のライブドローイングで絵にしていきました。作画:YWA

サウナの後は感覚が敏感になってるのでカレーや麻婆豆腐といった刺激物が好まれるそう…

水辺を飛び越えて水との繋がりをつくるのに、サウナはピッタリと大盛り上がり!!

 

以上、ヒロセガワプレーパーク/まちづくりトークサウナの報告でした。

今回の会場にした広瀬川の将来構想イメージをパースに描きました。せんだいセントラルパーク第3章の「Healthy Parks Healthy People」を体現する意図も込めています。

これからも、水辺空間の在り方を議論し、パブリックプレイスの実現に向かって進んでいきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 


 

***ヒロセガワプレーパーク『遊び場』レポートもご覧ください***
http://sendai-cp.net/archives/6066