市民会館でSCPピクニック |

晴れた寒い日はなんだか空気が澄んでいるようで，

つい遠くを眺めてしまうことも少なくありません．

そんな時は風景が時間の流れで変わらない所で過ごしたいものです．

休日の昼間に広瀬川沿いの崖の上で室内ピクニックしてみました．

2月23日(日)に仙台市民会館の１階ロビーに思い思いの楽しみを持ち寄りました。

事前に立ち寄る機会があったので下見がてら足を伸ばしてみると、目前に広がる雄大な自然に言葉が出ませんでした。

下見は平日でしたので人があまり居なかったこともあり、とても贅沢な気分になって両手を広げてしまいました。こんな場所にいつでも入れて自由に時間を過ごせるとは！

ピクニックに来た人は、それぞれ気になっていて休日でないと行けないようなお店で収穫物をゲットして、みんなにおそそ分けしました。

お陰でテーブルの上はパーティーのように豊富に食べ物が取り揃いました。スイーツ・スナックが高い割合を占めていたのでテーブルにはポロポロと．．．すいません！

今回はランチではなく、ほとんどオヤツでしたので早めにコーヒーを淹れました。

近くにある「Matsurica」さんで、お勧めいただいたオリジナルブレンドをその場で挽いてもらいました。珈琲一色のお店の雰囲気にのまれて、その場で一服そうになってしまいました。

そして今回のミソはカードゲームです。
日頃のことを忘れて誰とも隔てなく楽しみました。

“学校の休み時間に子どもがやるようなことをこんなところで！？”
となりますが、大人が子どものように楽しめるのは都市の大きな魅力なのだと思います。

スウェーデン・ストックホルムの市民会館には、ここと同じようなフリースペースがありチェスが置いてあるのです。同じ建物には街全体の模型も展示してあります。

もしかしたら知らない人同士が自然とまちの話をするキッカケとなりそうなものが豊富にあるのかもしれません。

実際、我々がカードゲームをしていると、小学生くらいのお子さんが話しかけてきてくれました。

「なにしてるんですか？」
「UNOだよ」
「うのってなんですか？」
「トランプと同じカードゲームだけど分かるかな？」
「分からない」
「そうか〜じゃあホラ、窓の外と写真を見比べてごらん。
崖の上から見た風景は昔と変わらないんだ」

「ふ〜ん．．．」（離れていってしまった）
ほんの短い時間でしたが、とても素敵な会話でした。

広瀬川の右岸側ではまだピクニックしたことがないので宮城県美術館あたりに行きたいところです。