大人たちが川遊びしました!

広瀬川|大人のための川遊び講座を開催しました。

雨の予報になっていた8月25日は、そんな不安を吹き飛ばすような陽気でした。
まず川遊び環境を整える荷物をみんなで運び活動拠点をつくりました。タープの設置や風に強い工夫などが聞けました。

 

すぐには川に入らずに、座学で川の危険性や安全を確保する術を学びました。
「日取りは危険性を避けるため必ず予備日を決めましょう」
「水難事故の大半を占めるのは2次被害で、溺れた人を助けようとして一緒にながされてしまうのです」
...なるほどなるほど

 

座学が終わると川に入る準備です。

今回は、なかなか自分では持ってないライフジャケットを着ます。“そこまでしなくても”と思いますが、川遊びには必須になります。
車に乗る時のシートベルトより大事かもしれません!

 

ライフジャケットを着るのは初めての方がほとんどで、皆さん着慣れない様子でした。

水に入るのはバラバラでなく電車ごっこのようにして、滑っても前後の人が支えてくれました。なおさら同じ格好なので一体感がとても高まりました。

 

水に入って涼んだあとは、レスキュー訓練です!

溺れた人を助けるロープを投げる訓練で、重さがあって変わった形なので投げるのはそう容易くはありません。

キャッチボール感覚の練習でした。

 

最後はいきもの観察です。自らアミを使って広瀬川にたくさんいる生物を捕まえます。

水の中の石を蹴ったり踏んづけたりして石の裏に隠れたいきものを見つけ出します。

みんなで水とにらめっこでした。

 

探し方が人によって様々で、動き回って遠くまで行っちゃう人もいれば、箱メガネで静かにじっくり探す人もいたりして、見つけた時には大歓声でした。

こんなに大きいカニが広瀬川で見つかるとは思いませんでしたね☆

 

 

水の中は気持ちいいのですが、集中していると地味に体力を使いました。楽しい時間もあっという間でお昼に突入です。

ランチピクニックには、霊屋下のレストラン・パリンカさんが大盤振る舞いでオードブルを準備してくれました。
どれも手の込んだ品でビックリ!!

 

ワインをお持ちの方がいて気分は、ヨーロッパ!?

お腹いっぱいでゆっくりしたり、ボートに乗って川を下ったり、毛針をつくって釣りを始めたり、ピクニックから来た人はクッキーを焼いて来てくれたり、それぞれ夏の終わりを楽しみました。

そして終盤に訪れた地域の方からは、「昔はウナギを捕ってたんだよ」と驚きのエピソードも聞けました。

参加者の皆さんにアンケートで広瀬川の印象を聞いたところ
・身近な冒険のできる貴重な場所
・中心市街地から近くてよい
・ゴミは無く魚もいてキレイなのだと思います
・やはり川は“みる”ものでなく遊ぶもの。川の流れは思った以上にキケンな場所もあり、体験の大切さを“あらためて”感じた
広瀬川の魅力を感じてもらえましたし、広瀬川のこれからの展望もアツいですね!

川遊びの必要性についてカワラバンの菅原さんは
「大人になっても身体で覚えているために川との触れ合いが大切です」

これは特別なことではなく、当たり前のくらしにあるべき情景なのかもしれません

 

当日の様子(動画)

<関連記事>
「大人のための川遊び講座」が仙台×ミシマ社フリーペーパーの題材になりました